Japanese
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臨床報告
内視鏡的拡張術による術後食道空腸吻合部狭窄の2治験例
The endoscopic balloon dilatation for postoperative esophageal stricture
田村 仁信
1
,
長田 功
1
,
尾形 正方
1
,
金杉 和男
1
,
萩原 優
1
,
山田 洋介
1
,
得平 卓彦
1
,
渡辺 弘
1
,
草刈 幸次
1
Yoshinobu TAMURA
1
1聖マリアンナ医科大学第1外科
pp.411-413
発行日 1977年3月20日
Published Date 1977/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206711
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はじめに
消化管手術後の吻合部狭窄は外科医にとつて最も難渋する術後合併症の1つであり,その治療も簡単ではない.特に胃全摘後の食道空腸吻合部狭窄に対する治療としては,従来ブジーによる拡張術や種々の再手術等が行なわれてきた.
このたびわれわれは内視鏡をもちいて,直視下に狭窄部に自家製バルーンを安全確実に挿入する方法を考案し,2例の胃全摘後の食道空腸吻合部狭窄の拡張に予期した以上の結果をえたので報告する.
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