Japanese
English
臨床報告
妊娠に合併した絞扼性横隔膜ヘルニアの1例
A case of strangulated diaphragmatic hernia complicated with pregnancy
佐野 彰
1
,
富田 良照
1
,
名知 光博
1
,
村瀬 恭一
1
,
広瀬 光男
1
Akira SANO
1
1岐阜大学医学部第1外科
pp.415-419
発行日 1977年3月20日
Published Date 1977/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206712
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
はじめに
近年交通災害をはじめとする災害外傷の増加に伴い,外傷性横隔膜ヘルニアの報告が多くみられる.これらのうちには慢性に経過し,受傷後十数年の無症状期を経て発症するものもあり,またなかには外傷の既往がなく,怒責等を誘因として突然発症するものもみられる.最近われわれは妊娠に合併した外傷歴のない左横隔膜弓隆部の絞扼性ヘルニアの1例を経験したので報告する.
Copyright © 1977, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.