Japanese
English
臨床報告
原発臓器を異にし双方に悪性腫瘍の発生をみた一卵性双生児
Occurrence of primary malignant tumors in both of monozygotic twins
尾崎 健一
1
,
浜副 隆一
1
,
川口 広樹
1
,
藤井 卓
1
,
前田 迪郎
1
,
岸本 宏之
1
,
安達 秀雄
1
,
古賀 成昌
1
,
谷田 秀
2
,
田崎 睦夫
3
Ken-ichi OZAKI
1
1鳥取大学医学部第1外科
2淀川キリスト教病院外科
3松江市立病院外科
pp.123-125
発行日 1977年1月20日
Published Date 1977/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206669
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はじめに
癌の本態や発癌の過程は,今日なお不明であるが,なかには遺伝性因子の関与が濃厚な悪性腫瘍もある.私どもは,一卵性双生児の双方に,原発臓器を異にし,両者とも若年時に癌の発生をみた興味深い症例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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