Japanese
English
臨床研究
食道静脈瘤に対する経腹的食道粘膜離断術の手術適応
Evaluations of the operative indication on the transabdominal mucosal transection of esophagus for esophageal varices
平島 毅
1
,
原 輝彦
1
,
川村 功
1
,
中村 宏
1
,
竹内 英世
1
,
武藤 護彦
1
,
坂本 昭雄
1
,
桜庭 庸悦
1
,
坪井 秀一
1
,
佐藤 博
1
Tsuyoshi HIRASHIMA
1
1千葉大学医学部第2外科
pp.635-639
発行日 1976年5月20日
Published Date 1976/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206507
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はじめに
食道静脈瘤に対する外科的治療法は,本邦においては選択的減圧手術1,2)と直達手術3,4)が行なわれており,とくに最近は後者の報告が多くなつている.そのうちでも食道離断術が広く行なわれつつある傾向である.
教室では1972年よりWalker5)のmucosal transec—tionに若干の改良工夫を加えた経腹的食道粘膜離断術6,7)を積極的に行なつており,好成績を得ている.今回は本術式とほかに行なつた噴門切除術8)及び経腹的食道離断術の3者の1年未満死亡例を指標として諸検査成績を検討し本術式を中心とした直達手術の手術適応を考察したので報告する.
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