Japanese
English
特集 急性腹症のX線像
イレウス
X-ray film findings on acute intestinal obstruction
代田 明郎
1
,
三樹 勝
1
,
大川 共一
1
,
恩田 昌彦
1
,
吉岡 正智
1
,
森山 雄吉
1
,
田中 宜威
1
,
笹島 耕二
1
,
藤平 威夫
1
Akiro SHIROTA
1
1日本医科大学第1外科
pp.294-303
発行日 1976年3月20日
Published Date 1976/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206456
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腹部X線所見は急性腹症の診断にさいして欠くことのできないものの1つであり,とくにイレウスの診断上もつとも重要なものの1つである.
もとよりイレウスにおいては,悪心,嘔吐頻発のため,造影剤の経口投与による検査ができないので,原則として腹部単純撮影によることはいうまでもなく,症状のやや緩慢な場合,あるいは回盲部腸重積症,大腸のイレウスなどと判断される場合には,腹部単純撮影について少量の造影剤を経口投与したり,あるいはまた造影剤を注腸して検査が行なわれる.
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