Japanese
English
特集 イレウスの治療—その困難な問題点
教室におけるイレウス死因の研究成果に基づいての治療の実際
Surgical treatment of acute ileus based upon the studies on the cause of death
松倉 三郎
1
,
代田 明郎
1
,
三樹 勝
1
,
藤島 義一
1
,
内藤 委仲
1
,
市川 豊
1
,
清水 淑文
1
,
谷口 恒義
1
,
柴 長儀
1
,
寺岡 資郎
1
,
服部 博之
1
,
恩田 昌彦
1
,
鎌田 文明
1
,
山下 精彦
1
,
柴 積
1
,
塚原 英之
1
,
埴原 忠良
1
,
清水 良泰
1
,
斉藤 淏
2
,
堀江 伸
2
,
馬越 正通
2
,
掛川 功一
2
,
西尾 騰五
2
,
田北 周平
3
,
西島 早見
3
Saburo MATSUKURA
1
,
Kiyoshi SAITO
2
,
Shuhei TAKITA
3
1日本医科大学松倉外科教室
2日本医科大学斉藤外科
3徳島大学医学部第1外科
pp.1357-1371
発行日 1967年10月20日
Published Date 1967/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204416
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はじめに
松倉およびその共同研究者らは長年月にわたりイレウスの死因を中心とする病態生理について種々なる角度から臨床的ならびに実験的研究を実施し,これら知見をもとにして1951年1)以来,従来のいわゆるイレウスのヒスタミン説にたいして新たにアセチルコリン説を提唱してきた.
つぎにわが教室のイレウス死因に関する研究成果の大要を述べるとともに,これにもとづく治療の実際の一つとして,イレウスの低体温麻酔療法とその病態生理について述べてみよう.
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