Japanese
English
論説
無菌動物を使用したイレウスの研究
Studies on acute intestinal obstruction in germfree animals
代田 明郎
1
,
横田 秀雄
1
,
恩田 昌彦
1
,
木曾 祥久
1
,
山下 精彦
1
,
柴 積
1
,
森山 雄吉
1
,
塚原 英之
1
,
埴原 忠良
1
,
足立 憲治
1
,
宮下 正雄
1
,
関谷 宗則
1
Akiro SHIROTA
1
1日本医科大学第一外科教室
pp.1583-1588
発行日 1970年10月20日
Published Date 1970/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205236
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はじめに
われわれは1-18)数年来,細菌,とくに腸内細菌を中心として種々なる角度からイレウスの死因を中心とする病態生理について研究し,イレウスの死因ないしは病態と腸内細菌,とくに大腸菌群とは密接なる関係の存する事実を立証,報告してきた.
そこで今回は本研究の一環として細菌の完全なる欠除状態にある無菌動物を用いて,腸内細菌,とくに大腸菌群がイレウスの死因において果して重要なる役割を演じているか,否かについてさらに研究したので,その成績の一部について述べてみよう.
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