特集 腫瘍の外科
研究と報告
胃粘膜下脂肪腫
小波津 守良
1
,
海江田 統
2
,
大山 治史
3
1鹿児島大学医学部第2外科
2鹿児島大学医学部第2病理
3鹿児島大学医学部第2内科
pp.1068-1071
発行日 1966年8月20日
Published Date 1966/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204055
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胃粘膜下脂肪腫は1842年Cruveilhierの検例を矯矢とし,約130例の記載があるが,本邦では水野ら(1954年)以来10例の報告が見られる.われわれは胃内性発育を示す良性腫瘍と考えて胃切除を行なつたところ,脂肪腫であつた症例を経験したので報告し,あわせて文献的考察を試みたい.
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