Japanese
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特集 今日の外傷—外傷患者の初診と初療
Ⅵ.骨盤損傷と尿路損傷
外傷性血尿の診断と治療方針—とくに骨盤骨折との関連において
The diagnosis of hematuria of traumatic injury and the principle of its treatment:Fracture of pelvis and injuries in lower urinary tract
斉藤 武志
1
,
斉藤 克之
1
,
柴 拓
2
,
上野 竜夫
2
,
末永 文一
2
,
佐藤 良祐
3
,
宗像 富士夫
3
Takeshi SAITO
1
1大原総合病院泌尿器科
2大原総合病院外科
3大原総合病院整形外科
pp.1329-1336
発行日 1971年8月20日
Published Date 1971/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205428
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最近,自動車事故の増加により骨盤骨折に併発した尿路損傷が増加しているが,全身麻酔,抗生物質の発達により積極的,合理的な治療が行なわれ,死亡率は減少している.しかし合併症としてCrush Syndrome,さらに術後の尿道狭窄,神経因性膀胱,インポテンツなど難治性の後遺症が患者を悩ませている.
私も過去5年間に10例(第1,2表)の本症を経験しているので,それらの治療経過について,2,3の特徴的な点について述べる.
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