Japanese
English
特集 重度外傷
多重外傷の取扱い—骨盤を中心として
Complication after the emergency operation for lower urinary tract associated with fracture of the bony pelvis;cause and its treatment
斎藤 武志
1
,
柴 拓
2
,
上野 竜夫
2
,
宗像 富士夫
3
Takeshi SAITO
1
1大原綜合病院泌尿器科
2大原綜合病院外科
3大原綜合病院整形外科
pp.859-867
発行日 1976年7月20日
Published Date 1976/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407206542
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はじめに
自動車事故による骨盤骨折を中心とした泌尿器科的多重外傷としては,上腹部臓器即ち,腎,肝等の損傷と下部尿路損傷の合併,また骨盤内臓器における腸管(ことに直腸)損傷と下部尿路損傷の合併等が挙げられており,更に下部尿路損傷の場合でも膀胱破裂と膜様部尿道損傷の合併もみられている.このほか,骨折関係でも骨盤骨折のほか,大腿骨または下腿骨骨折等の合併もみられている.われわれは過去11年間に17例の骨盤骨折に合併した下部尿路損傷を経験し,前述の多重外傷例も数例含まれているのでそれらについて述べる.

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