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特集 手術とその根拠・Ⅱ
胆道の手術とその根拠—胆石症に対する乳頭成形術について
The indicaton and surgical considerations of sphincteroplasty for cholelithiasis
梅園 明
1,2
Akira UMEZONO
1,2
1済生会宇都宮病院外科
2慶応義塾大学外科
pp.909-914
発行日 1971年6月20日
Published Date 1971/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205375
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はじめに
われわれは1958年より胆石症,胆嚢炎における主として胆管の胆汁うつ滞を示す症例に対して経十二指腸乳頭成形術を施行しており,すでに数回にわたり報告1-5)してきたが,本術式の必要性についてはDel Valle(1926)以来多く強調され,本邦においても次第に多く行なわれるようになつてきている.
術式の是非についてはその適応の妥当性,合併症,手術成績などに関して論ずる必要があり,本術式における現在の問題点としてはその適応,さらに術後胆管逆流による逆行感染の問題があげられる.
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