Japanese
English
症例
術前に診断が確立され外科的治療に成功した肝外性肝動脈瘤の1例
A case report, preoperatively diagnosed and successfully resected hepatic artery aneurysm
初音 嘉一郎
1
,
窪田 倭
1
,
工藤 龍彦
1
,
南 孝雄
1
Kaichiro HATSUNE
1
1東京女子医科大学日本心臓血圧研究所外科
pp.1435-1442
発行日 1970年9月20日
Published Date 1970/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205215
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緒言
近年,血管外科領域における診断技術の発達ならびに手術手技の進歩により,胸部および腹部大動脈瘤の外科的治験例の報告は数多くみられるが,肝動脈に発生した動脈瘤の報告はきわめて稀で,寡聞によるか本邦ではわずかに6例をみるにすぎない.
最近,われわれは,術前に診断が確立し,外科的治療に成功した固有肝動脈瘤の1例を経験したので報告する.
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