Japanese
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特集 手術と出血対策Ⅱ
子宮および付属器手術における出血対策
Treatment of bleeding during gynecological operation
足立 春雄
1
,
高柳 真
1
Haruo ADACHI
1
1徳島大学医学部産科婦人科学教室
pp.385-388
発行日 1970年3月20日
Published Date 1970/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407205063
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はじめに
一般に手術時出血量の多寡は手術術式および術者の熟練程度によることはもちろんであるが,実際には常に熟練せる医師により手術が行なわれている訳でなく,また如何なる手術の権威者といえども,練習,失敗をもとにして最高の技を持つに至つたに違いない.このことは患者にとつて耐え難いものであつたかも知れないが,この段階を乗り起えてこそ手術術式の進歩改良が行なわれて来たわけである.
現在の手術療法は最近の麻酔法,抗生物質,輸血,輸液,そして止血剤の進歩に負うところが大きい.
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