臨床メモ
Calot's triangleの確認
鶴見 清彦
1
1東邦大学大橋病院外科
pp.817
発行日 1969年6月20日
Published Date 1969/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204872
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胆嚢摘出術に際し最も重要なことは,胆嚢動脈・胆嚢管を如何に正確に処置するかということにつきると思われる.しかしながら胆嚢動脈・胆嚢管は,その走行にVariationが多く,その上胆嚢摘出を必要とするような胆嚢は,頸部・胆嚢管と周囲組織との癒着が殆んどの症例に認められ手術も細心の注意を必要とするようになる.
胆嚢摘出術はいわゆるCalot's triangleを確認(作製)出来れば手術は半ば成功したも同然で,次は胆嚢管の結紮切離が重要である.
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