Japanese
English
特集 人工臓器への歩み
人工肝臓・摘出肝灌流
Artiticial liver and isolated liver perfusion
森岡 恭彦
1
,
菅原 克彦
1
,
荷見 秋彦
1
,
小暮 洋暉
1
Yasuhiko MORIOKA
1
1東京大学医学部石川外科教室
pp.61-66
発行日 1969年1月20日
Published Date 1969/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204777
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はじめに
肝臓には種々の重要な機能があり,しかもその機能も複雑で一つ一つ完全には解明されていないので,その全機能を人工的なもので代用することは全く困難で,現在ではなおその一部の重要な機能を十分に代用する人工肝臓すらなく,真の意味での人工肝臓実用化への道はなお遠いといわざるをえない.したがつてここでは,入工肝臓として幾つかの試みを紹介し,さらに同種または異種動物の肝臓を利用した代用肝臓の現況をも紹介し今後の研究の進歩に期したいと思う.
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