発行日 2001年5月1日
Published Date 2001/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2002012167
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ブタ全肝を用いた異種全肝人工肝補助装置の開発の現状を報告した.ブタ肝を同種血液で灌流するブタ全肝体外肝灌流では24時間以上の安定した灌流が可能であった.ヒト血液で灌流する異種全肝灌流では9時間まで安定した灌流が可能であり,代謝機能や胆汁分泌は同種ブタ血で灌流した肝臓と同等に維持された.ブタ肝臓との直接交差灌流により肝不全モデル動物は生存時間が延長し,直接交差灌流したヒヒでは溶血以外に重篤な合併症は認めなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2001