グラフ
人工腎臓
檀上 泰
1
,
宮川 清彦
1
,
田中 信義
1
,
佐藤 知義
1
1北海道大学医学部葛西外科
pp.1123-1128
発行日 1968年7月20日
Published Date 1968/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204644
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昨今の医学の進展にかかわらず,腎不全は難渋な疾患であり,多くの生命を脅してきた.1943年オランダのKolffは透析効率の優れたセロファンと,抗凝固剤であるヘパリンを基本的背景として体外透析装置を作成し,はじめて臨床応用に成功した.それ以来本操作の有用性は広く注目されて,多方面から種々検索が重ねられ,腎不全に対する最も有力な治療手段と見做されるに至つた.本邦においても,各領域でようやくその認識が深まつて,広く普及し画期的成果を収めつつある.今回は最も普及性に富み,入手の容易なcoil型人工腎臓の駆動操作について,その要点を写真で紹介する.
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