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特集 膵・胆・肝の外科
肝右葉全切除による巨大な非寄生虫性肝嚢胞の1治験例
A case report of extended right hepatic lobectomy for huge nonparasitic liver upt
富田 濤児
1
,
山田 伸明
1
,
宮崎 茂和
1
,
東泉 東一
1
Tôji TOMITA
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
pp.1245-1250
発行日 1968年7月20日
Published Date 1968/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204664
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はじめに
肝の嚢胞,とくに非寄生虫性嚢胞は従来まれな疾患とされ,剖検あるいは開腹の際に偶然発見されることの方が多かつたが,診断法の発達とともに近年では外科的治療を行なつた症例の報告が増加してきた.
最近われわれは,肝右葉に発生した孤立性肝嚢胞の1例を経験し,右葉の全切除を行ない全治せしめえたので,ここに報告する.
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