Japanese
English
論説
"Glue Appendectomy"300例の経験についで
Follow up results in 300 cases of Glue Appendectomy
檀上 泰
1
,
宮川 清彦
1
,
田中 信義
1
,
佐藤 知義
1
,
石塚 玲器
1
,
佐々木 英制
1
,
福木 徹
1
Yasushi DANJYO
1
1北海道大学葛西外科教室
pp.1421-1426
発行日 1967年10月20日
Published Date 1967/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204433
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はじめに
手術操作の基本である糸と針による縫合法を接着剤で置換しようとする画期的な試みは,米国および本邦においてきわめて盛んであり,この方面に関する研究報告が近年頻繁に行なわれている.しかし臨床応用となるとまだ絹糸縫合に依存することが多く,その補助的手段にとどまつているに過ぎない.今後,接着剤の改良と発展が期待できるので,やがて絹糸縫合が過去の手術操作となる時代が到来するのではなかろうか.
現在常用されているシアノアクリレート系接着剤でも,その特性と使用方法の検索により臨床応用の拡大と普及が期待されると考えている.
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