手術手技
胃切除術六題—胃潰瘍に対するBillroth I法
中山 恒明
1
,
織畑 秀夫
1
1東京女子医大消化器病センター
pp.1722-1730
発行日 1966年12月20日
Published Date 1966/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204185
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
臨床外科の手術手技の項に私達が現在ルーチンの方法として行なつているいろいろな胃に対する手術方法を書くようにという依頼により,これから6回にわたつて,記載します.
第1回はもつとも広く行なわれている胃切除術ですが,これは胃十二指腸潰瘍に対する手術ということで,私達は現在98%まではBillroth I法の私(中山)の新法を行なつています.そこで一口に胃十二指腸潰瘍といつても,胃潰瘍と十二指腸潰瘍に対しての手術は,少しく十二指腸断端の処置において異なるところがあります,したがつて十二指腸断端の処置については,十二指腸潰瘍の手術の方で別口に話することにして,まず胃潰瘍の手術についてこれから話してみたいと思います.
Copyright © 1966, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.