体腔鏡下上部消化管手術 体腔鏡下食道癌手術 腹腔鏡下胃癌手術 リンパ節郭清のポイントと再建法
幽門側胃切除術 Billroth-I法
奥村 慎太郎
1
,
金谷 誠一郎
,
有本 明
1大阪赤十字病院 消化器外科
キーワード:
胃腫瘍
,
胃切除
,
腹腔鏡法
,
幽門
,
リンパ節郭清
,
胃十二指腸吻合術
,
トロカール
Keyword:
Gastrectomy
,
Gastroenterostomy
,
Lymph Node Excision
,
Laparoscopy
,
Pylorus
,
Surgical Instruments
,
Stomach Neoplasms
pp.779-784
発行日 2015年7月1日
Published Date 2015/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2015275224
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腹腔鏡下幽門側胃切除術は胃癌に対するもっとも基本的な腹腔鏡手術であるが,開腹手術と同等のリンパ節郭清と安全な再建が求められる.われわれは,郭清操作は適切な剥離層に沿って行うことが重要と考えており,一方,再建は簡便に行える体腔内吻合法であるデルタ吻合によるBillroth-I法を第一選択としている.本稿では,当院の腹腔鏡下幽門側胃切除術の郭清手技のコンセプトとデルタ吻合の手技の実際について解説を行った.
©Nankodo Co., Ltd., 2015