他科の知識 顔面形成の基本手技・2
曲面の手術
丹下 一郎
1
1順天堂大学形成外科
pp.1299-1303
発行日 1966年9月20日
Published Date 1966/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204098
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顔面は,形成手術に際して,静止した状態(人相)ばかりでなくその動き(表情)についても考慮されるべきであり,また色調,触感(肌ざわり)なども大切な問題である.しかし本稿では,前回における「曲線の手術」に引続き,顔面を構成している曲面に注目し,それに関する問題を扱う.
曲面の手術は2次元的な拡がりを有するものであり,曲線の手術が他からの組織補填を要しないのに較べて,外表組織の置換がその作業の主な内容である.
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