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特集 睡眠時無呼吸症候群の診療エッセンシャル
《各種治療の適応とその効果》
手術療法—鼻科手術/咽頭手術
Nasal and pharyngeal surgery for OSA
柳原 健一
1
Kenichi Yanagihara
1
1東京慈恵会医科大学耳鼻咽喉科学教室
キーワード:
閉塞性睡眠時無呼吸
,
上気道手術
,
睡眠外科手術
,
咽頭形成術
,
鼻中隔矯正術
Keyword:
閉塞性睡眠時無呼吸
,
上気道手術
,
睡眠外科手術
,
咽頭形成術
,
鼻中隔矯正術
pp.332-336
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411203288
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POINT
●2021年に米国睡眠学会による成人閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対する手術ガイドラインが更新され,BMIが40未満で陽圧呼吸(PAP)治療不忍容の患者は,睡眠外科医にコンサルテーションを行うことを検討するよう強く推奨されている。
●いびき,OSAに対する咽頭手術は,1961年の池松の術式を皮切りに,時代の変遷とともに多くの術式が発案されてきたが,合併症や患者選択の問題から,慎重な適応判断を要する。
●鼻科手術はOSAの重症度を改善させる率は低いが,睡眠に関するQOLを改善させ,持続陽圧呼吸(CPAP)療法,口腔内装置(OA)療法を含めた保存的治療のアドヒアランスを改善させる。
●OSAに対する手術では術後合併症が多いことが報告されており,周術期管理に注意を要する。
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