Japanese
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薬剤
術後創感染と創縁保護法の検討—手術野皮膚に対するAntiseptic Plastic Sprayの効果
A Study of Postoperative Wound Infections and Protections of Wound for Bacterial Contamination: Effects of Antiseptic Plastic Spray as Skin Preparation
石井 良治
1
,
石引 久弥
1
,
大井 博之
1
,
恒川 陽
1
,
中村 泰夫
1
,
山田 伸明
1
Yoshiharu ISHII
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
pp.801-805
発行日 1965年6月20日
Published Date 1965/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203653
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細菌化学療法の進歩普及の著るしい現今においても術後創感染はなおコントロールしにくい術後合併症として軽視することはできない.すなわち単なる局所的障害のみにとどまらず他の致命的な感染症をもたらしたり,さらに疫学的には耐性菌発現をともなう院内感染症の重大な細菌源となりうるからである,われわれはこの創感染に関連する基礎的諸問題と臨床的対策についていろいろ検討を行なつてきているが,発症の必須条件たる創内細菌侵人には多くの複雑な因子が介在することを確認している5).その主要な侵入経路を遮断する目的で従来よりいろいろな創面保護手段がとられているけれども単に慣習によるものが多く基礎的検討に関する報告は少ない.
今回われわれは放射性コロイド金Au198を指標として手術野皮膚および腹腔内よりの術中皮下組織移行を手術野皮膚plastic spray法と創縁保護ガーゼ法について比較検討し,またplastic spray法の臨床効果を観察した.
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