Japanese
English
研究
Antiseptic Plastic Dressingの実験的ならびに臨床的検討
Experimental and Clinical Study on the Antise ptic Plastic Dressing
石井 良治
1
,
王 鉄城
1
,
石引 久弥
1
,
大井 博之
1
,
恒川 陽
1
Yoshiharu ISHII
1
1慶応義塾大学医学部外科
1Department of Surgery Keio University, Medical School
pp.539-544
発行日 1964年4月20日
Published Date 1964/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203313
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外科的治療においては程度の差はあつても多くの場合皮膚に何らかの創を伴つているので,その処置は臨床上当然おろそかにはできない.創処置の適否が経過を左右し,無為に治癒が遷延されたり,重篤な合併症を引き起すこともあり,これは単に治療上の問題のみでなく時間的,経済的損失も少くないと考えられる.しかしこの領域の検討は軽視され勝ちで旧態依然とした手段がとられている感がある.
近代高分子化学の進歩につれてその医学方面への導入が盛んとなり,重要な役割を果しているが,その一つとしてわれわれは殺菌剤を含有する合成樹脂を包交材料として使用する機会を得たので臨床効果を観察し.併せて実験的検討も行ない考察を加えてみた.
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