留学感
ドイツに留学して感じたこと
松井 将
1
1昭和医大外科
pp.643
発行日 1965年5月20日
Published Date 1965/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203615
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私がはじめてHamburg大学のNeurochirurgische Klinikを訪れたのは,1957年の秋である.
以来6年間を研究員としてここで勉強もし,働きもしたわけであるが,いま省るとき誠に尽ることを知らないものがある.当時は97歳のProf. Nonneがいまだ元気な姿を教室に見せており,彼の後継者で70歳になるProf.Petteや,それより少し若いProf.Kautzky, Prof.Janzenと子供や孫とでもするように談笑しており,一面なごやかな中にも学問の真髄にふれた論議が交されていたものである.
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