海外だより
ドイツ留学体験記(3)
木村 理
pp.1316
発行日 1992年11月25日
Published Date 1992/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110069
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倹約(Sparsamkeit)
1991年5月中旬,ニューオーリンズで開催されたAGA(アメリカ消化器病学会)での発表を兼ねて,Mössner教授を含むMedizinische Poliklinikのドイツ人医師4人とアメリカを旅行する機会に恵まれた,フランクフルトからマイアミに飛び,NASAのスペースシャトル打ち上げ場,オーランドのWalt Disney Landを見,メキシコ湾で泳いでからニューオーリンズへ向かい,学会が終わった後はKey Westまで足を延ばす,しめて13日間の旅行である.
この旅行では,ドイツ人のいろいろな生活態度を目の当たりにすることができ,またお互いの信頼感も増し,大変に有意義な体験となった.中でも印象的だったのはドイッ人の倹約的態度である.ドイツ人は倹約ということを非常に重要視するわけで,既にこちらに来てから,何度も見てきたことではあったが,アメリカ旅行では,はっきり言って度肝を抜かれたというのが本当のところである.
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