読者からの手紙
ドイツ留学で感じたこと―Heidelberg大学脳神経外科留学記
魚住 洋一
1
,
島 克司
1
1防衛医科大学校脳神経外科
pp.1066-1067
発行日 2010年11月10日
Published Date 2010/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1436101290
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2009年5月から1年間,Andreas Unterberg教授が主宰されるドイツのHeidelberg大学脳神経外科に留学させていただきました.留学生活で感じたこと,思ったことが色あせないうちに報告いたします.この拙文が,1人でも多くの方がドイツ留学を決断される際の一助となれば幸甚です.
Heidelberg大学は1386年に設立された,ドイツ最古の大学です.Heidelbergは,同大学内にドイツ癌研究センターが併設されている他,市内には欧州分子生物学研究所やマックス=プランク財団の4つの研究所があり,幅広い分野の研究が盛んなアカデミックな街です.街の治安もよく,家族で住むには最適です(私は幼児2人を含む家族4人で留学しました).同大学の脳神経外科は年間2,500~2,800件の手術を行っており,国内だけでなく東欧,中東,西アジアからの患者も多く受け入れています.主宰されるAndreas Unterberg教授は現在ドイツ脳神経外科学会の会長です.Unterberg教授と当科の島教授は25年前に米国Verginia医科大学で一緒に研究された間柄で,以来親交が深かったことから今回の留学が実現しました.
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