グラフ
国立身体障害センターのリハビリテーシヨンサービス
稗田 正虎
1
1国立身体障害センター
pp.75-81
発行日 1965年1月20日
Published Date 1965/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203519
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
身体障害者全体としての社会的問題は,予防医学,治療医学の向上,肢体不自由者児対策の普及,産業革新,労働力の不足などから最重度の心身障害者の問題を除き,遂次解決されつつあるかにみえるが,一方,新たに疾病や災害によつて,最新の標準的治療をうけながらも,永続性の障害をのこす人が発生しつつあることは事実で,急性期の治療をおわり,なおかつ回復期において専門的リハビリテーションサービスをうけることなく,じんぜんと日をすごしている入院中の,また家庭療養中の人が多数あることが予想される.
これらの身体障害者を時期を失せず適時に,すみやかにリハビリテーションの過程にのせることが社会医学の立場から重要である.
Copyright © 1965, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.