連載 アーキテクチャー 保健・医療・福祉 第91回
国立成育医療センター
辻 吉隆
1
1厚生労働省近畿厚生局病院管理部施設整備課
pp.422-429
発行日 2002年5月1日
Published Date 2002/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541903540
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沿革
少子化が急激に進む中,次代を担う子どもとその家族の健康は国民的課題となっており,専門分化する医療環境において患者やその家族を中心とした総合的・継続的医療が強く求められてきている.これらのニーズに応え,胎児から小児,思春期を経て出産に至るまでのリプロダクションサイクルを対象として行われる総合的かつ継続的医療が「成育医療」である.これまでの診療科の枠を越え,ライフサイクルという新しい概念に基づいた成育医療の確立を目指してこのたび「国立成育医療センター」は整備された.
当センターは,患者と家族を主体とする病院として,次の四つの軸から計画を進めてきている.
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