連載 病院めぐり
国立国際医療センター
箕浦 茂樹
pp.1528
発行日 2005年11月10日
Published Date 2005/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409100440
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国立国際医療センターは,戦前は陸軍病院,戦後は国立東京第1病院(通称東一)として日本の医学会をリードしてきた.人間ドックという言葉は東一が発祥の地だそうである.また文豪森鷗外が陸軍医学校の校長を務めていたこともあり,森鷗外の執務机が院内ロビーに展示してある.その後,国立病院医療センターと改称し,平成5年には国立中野病院を吸収合併してナショナルセンターとしての国立国際医療センターとなった.
国立国際医療センターは運営局,病院,国際医療協力局,研究所,看護大学校よりなり,高度先駆的な医療を行う総合医療機関である.総病床数は920床で,小児外科以外全科が揃っている.特に,国際的な対応を必要とする疾患について診断・治療を行うとともに,これらの疾患や医療の分野における国際協力についての調査研究,研修を総合的に行う高度専門医療センターである.
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