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マクログロブリン血性腎不全,他
pp.988-991
発行日 1964年7月20日
Published Date 1964/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203387
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Dysproteinemiaの症状が活発に開拓されているが,たとえばmyeloma kidneyのように腎症状がなかなか多い.
Waldenströmのマクログロブリン血症は骨髄腫に化学的臨床的に近似し,その腎症状も似ている.ただW病では蛋白尿出現30〜35%(骨髄腫70〜80%),喪失蛋白量<5g/lで骨髄腫より遙かに少い.それを反映してW病では腎尿細管castも少いし,上皮の硝子滴変性も少く,W病腎変化は間質のリンパ球・形質球細網組織球性のfocal aggregationを主とすることになる.
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