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外科的疾患診断の困難性
桂 重次
1
1東北大学
pp.531-532
発行日 1964年4月20日
Published Date 1964/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203311
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外科医は,外科的疾患の診断にあたつては,病変の状況を適確に判断し,これが手術療法を行なうによい状態であるか,その予後はどうかというところまで正しく判定しなければならない.外科を訪れる患者は即刻に手術を必要とするものもあれば,慢性の患者で十分な検査の結果を綜合判定する場合もあつて,短かい頁数でその全貌を述べることは困難であるが,外科医をもつともしばしば訪れる2,3の疾患を想定し乍ら急性の場合と慢性疾患に分けて述べてみたい.
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