視座
骨腫瘍の診断と分類の困難性
池田 亀夫
1
1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
pp.983
発行日 1967年10月25日
Published Date 1967/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408904299
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癌が人間に知られてから既に3000年以上の歴史があるというが,現代の科学的癌学の発生はまだ50年をでない.最近,癌学の各分野における研究,開拓は瞠目に価する.骨腫瘍の開拓はこれより遅れて発足したが,最近の発展は実に目覚ましい.
日本において骨腫瘍の登録制度が実施されてから既に約10年になんなんとする.整形外科医をはじめ,他科の医師の関心が高まるにつれ,いろいろと協同討議の場ももたれ,骨腫瘍の診断,治療面はかなり進歩したことは誠に好ましいことである.
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