グラフ
食道癌の手術
中山 恒明
1
,
矢沢 知海
2
1千葉大学医学部外科
2千葉大学医学部麻酔科
pp.1129-1136
発行日 1963年9月20日
Published Date 1963/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203146
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中山外科では,現在主として,胸部上中部食道癌に対しては手術を3期に分けて行なう,先ず胃瘻造設,リンパ腺廓清術を行ない,次いで術前照射2000r照射後,第2次胸部食道全剔,頸部食道外瘻造設術を行ない,6カ月〜1年後再発なく,全身状態改善されたものに対し,第3次胃管挙上,胸壁前食道胃吻合術を行なつている.また下部食道噴門癌に対しては,術前照射後,左開胸食道空腸吻合(β式吻合)を行なつている.今回は紙面の都合上,また一般医家への必要性を考えて,胸部下部食道癌に対する術式について紹介する.
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