Japanese
English
症例
所謂口蓋唾液腺混合腫瘍の1例
A case of the so-called mixed tumor of salivary gland origin ocurring in the palate
遠藤 健七郞
1
,
矢內 謙
1
,
外田 茂雄
1
Kenshichiro ENDO
1
,
Yuzuru YANAI
1
,
Shigeo TODA
1
1福島医科大学遠藤外科教室
pp.669-671
発行日 1959年6月20日
Published Date 1959/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202420
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口腔に良性悪性を問わず腫瘍の発生することは他の一般組織と異ならないが,特異なものの一つとして唾液腺混合腫瘍が挙げられる.本腫瘍の多くは耳下腺に発生することは周知の事実であるがその他,顎下,舌下,口蓋,口唇等にも原発し,かつ特殊な組織学的構造を持ち真の意味のそれと区別して一般にいわゆる混合腫瘍として取扱れている(Willis1)).著者等は口蓋に発生したいわゆる唾液腺混合腫瘍の一例を経験したので報告し,いささか考察を加えたい.
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