Japanese
English
症例
右橈骨に発生したエオジン好性肉芽腫の1症例
A Case of Eosinophilic Granuloma growed in Right Radius
奥茂 信行
1
,
守屋 万喜男
1
,
佐藤 隆雄
1
,
工藤 富隆
1
Nobuyuki OKUMO
1
,
Makio MORIYA
1
,
Takao SATOH
1
,
Tomitaka KUDOH
1
1厚生年金登別整形外科病院札幌医科大学外科教室
pp.673-675
発行日 1959年6月20日
Published Date 1959/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202421
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エオジン好性肉芽腫はエオジン好性球の強度の浸潤を特徴とする良性腫瘍に属するが,外傷あるいは感染が起因となつて発生するといわれ頭蓋骨,肋骨,四肢骨,骨盤等に見られる.レ線所見で海綿質および骨皮質に軽度の骨破壊があり一部皮質膨隆,内外性骨新生像が見られ,一見悪性腫瘍が疑われるが流血中にエオジン好性球の増多があるのが特徴で,予後はほとんど良好,掻爬ならびにレ線照射により治癒するものである.われわれは最近右橈骨に発生した本症の1症例を経験したのでここに報告する.
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