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検査法
胃・十二指腸の外科に必要なる検査法
Clinical Examination for Surgery
飯島 登
1
1東京大学医学部木本外科教室
pp.687-690
発行日 1958年7月20日
Published Date 1958/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202214
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外科臨床に於て日常しばしば取扱う胃・十二指腸疾患は潰瘍並に悪性腫瘍である.安全なる外科手術の遂行には術前,術後に及ぶ種々の臨床検査による患者管理が重要な鍵であることは云うまでもない.これらの種々の検査法は手術適応の可否のみならず手術術式の選択にも欠く可からざるものである.一般に行われる血液ヘモグロビン値,蛋白,各種電解質のバランスに関する測定検査等は,外科技術と切り離し得ないショック治療に関して重大な根拠を与えることも周知の事実であろう.胃・十二指腸外科に関する主要な臨床検査法を主として外科臨床の立場より解説して見よう.
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