Japanese
English
薬剤
新排泄性尿路造影剤ハイペツク(Hypaque)使用経験
Experieces in Introvenous Urogrably using Hypaque,a New Urograblic Medium
高橋 博元
1
,
渡辺 哲男
1
,
福地 彊
1
1順天堂大学医学部泌尿器科
1Department of Urology, School of Medicine, guntendo University
pp.516-524
発行日 1958年6月20日
Published Date 1958/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202195
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緒 言
排泄性尿路撮影はBraasch2)等及びMalū10)によれば1923年Mayo ClinicのRowntree等が20ccの15%ヨードナトリウムを静脈注射,及び経口投与により成功したのが始めだと言われている.次いで1924年 Rosenstein とLichtenberg,又同年Volkmaann,1927年Lenardouzzi及びPeccoもこの方法により尿路の描出を追試した.然処,本法によつては腎孟の描出が不明瞭で判読に不便であり,大量の沃度により副作用を伴うこと多く,実用に適せぬ事が明らかとなつた.
1928年Rosenoは沃度ナトリウムを尿素と結合せしめ満足すべき排泄性尿路撮影を行い,本造影剤をPyelognostと命名したが,本剤は実用に供するには毒性の強すぎることが明らかになつた.
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