Japanese
English
統計
胃癌穿孔について
On the Perforation of Gastric Cancer
野崎 成典
1
,
益満 義躬
1
,
森山 元
1
,
福田 睦
1
Shigenori NOZAKI
1
,
Yoshimi MASUMITSU
1
,
Gen MORIYAMA
1
,
Mutsumi FUKUDA
1
1札幌医科大学外科学教室
1Department of Surgery, Sapporo Medical College
pp.255-260
発行日 1958年3月20日
Published Date 1958/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202157
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緒言
われわれが日常しばしば相遇する胃,十二指腸潰瘍の穿孔に比して,胃癌のそれはきわめて稀れである.胃癌穿孔については,1824年Laennecがはじめて記載し,Thiede,Jaisson,Hanke,Hornらの報告,ならびにChavannaz u.Radioe—vitch,Airdらの統計的観察があるが,わが国においては,大正5年斉藤の報告以来,徳毛,服部,宮崎,君島,清水,宮地,太田,村田らの報告があり,永富,岩月,中島,佐々木らの統計的観察がある.われわれは最近その2例を経験したので大要を報告し,調査しえた63例の本邦記載例を含めて,いさゝか統計的に考察を試みた.
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