Japanese
English
綜説
腰痛症に対するIrgapyrin坐薬の臨床的経験
Effect of Irgapyrin suppository on the low back pain
中野 昇
1
,
山田 琇一
1
Noboru NAKANO
1
,
Shuichi YAMADA
1
1札幌医科大学整形外科教室
1Department of orthopedic surgery Sapporo Medical College
pp.1039-1041
発行日 1957年12月20日
Published Date 1957/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202099
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まえがき
イルガピリンが使用されはじめてから多くの歳月が経つて居り,主にリウマチ性疾患についての効果が認められている.しかしイルガピリンは高度の鎮痛,解熱,消炎作用を有する反面,かなり強い副作用のため多く批判がなされており,そのため,その使用方法も注射より内服,坐薬と変化した方法が考えられてきた.最近われわれはイルガピリン坐薬を使用する機会をえたが,この坐薬1剤はブタゾリジン0.25 g,アミノピリン0.25 gがイムハウゼン基剤に含まれているもので,われわれはこれを主に原因不明の腰痛を有する患者を中心として,その有効性を調べた.
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