Japanese
English
綜説
キシロカインによる伝達麻酔の1000例の臨床研究
Clinical study for 1000 cases of blocking anesthesia by Xylocaine
恩地 裕
1
,
永岡 潤吉
1
,
上久保 康夫
1
,
上山 英明
2
,
新田 俊男
3
,
內藤 寬
4
,
小田 徹
4
,
綿谷 茂彌
4
,
米井 中
5
Yutaka ONCHI
1
1奈良医科大学整形外科
2和歌山医科大学第一外科
3羽曳野病院外科
4大阪厚生年金病院
5大阪大学医学部整形外科
1Department of orthopedic surgery, Nara Medical College
pp.793-799
発行日 1957年10月20日
Published Date 1957/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202057
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研究目的
昭和29年10月,麻酔に興味を持ち常に連絡をとつてお互に研究しておつた著者等が当時すでに欧米においては多くの臨床研究の発表があつたキシロカインについて,我国において協同して臨床研究を行つてみようと云うことを話し合つた.以来再三会合して打合せを行つて1000例をこえる臨床例を得る事を目標にして進んだ.当時伝達麻酔手技について著者等の中ある者は熟練していたが他の多くの者が未熟であつたために,統一的,統計的な研究は不可能であつたので,研究の目的を次の様に設定した.
(1)副作用の発生率はどの位で,どんな副作用が起るか?
(2)日本人におけるキシロカインの使用量を夫々の伝達麻酔手技について標準を見出すこと.
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