--------------------
麻酔藥キシロカインの使用経験
西岡 久雄
1
,
靑井 浩
1
1鳥取大学医学部皮膚科泌尿器科学教室
pp.899-901
発行日 1955年10月1日
Published Date 1955/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1491201517
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
近年麻酔学の進歩は著しく,静脈麻酔・吸入麻酔が活溌に行われる様になつたが,日本に於いては尚一般に局所麻酔及び脊髄麻酔が多く行われている。
最近欧米に於いて麻酔剤としてXylocaine・Monocaine・Unacaine等が新しく合成され,このうちXylocaineはコカインに次いで麻酔作用が強いとされている。Xylocaine (ω-Diäthyl-amino-Acet-2,6-Xylidid)はストックホルム大学有機化学研究所のLöfgren・Lundquistによつて合成されたものである。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.