Japanese
English
綜説
外科領域に於ける新鎮痛坐薬イルコジンの使用経験
Clinical study of Ircodin Suppository, a new analgesic, on the surgical field
長瀨 正夫
1
,
大保 亮一
1
1京都大学医学部外科学教室第二講座
pp.325-328
発行日 1957年4月20日
Published Date 1957/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201969
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疼痛殊に手術後の疼痛を如何にして緩解するかということは外科医の日常よく直面する問題であつて,この目的の為に作られた薬剤も枚挙にいとまがない程数多くあるが,而もなお理想的な薬剤がないというのが現状であろう.
ところが今回我々は新鎮痛坐薬イルコジンを使用する機会を得た.特にこのものが坐薬であるということが我々の興味を惹いたのであるが,これを昭和30年8月以降約1ヵ年の間に,入院患者89名に対して延96回使用した結果を報告する.
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