Japanese
English
薬剤
外科領域に於ける「セデス注」の使用経験
Clinical studies of Sedes Injection in the surgical field
大野 豊
1
,
水戶 豊
1
,
寺井 敦夫
1
Yutaka ONO
1
,
Yutaka MITO
1
,
Atsuo TERAI
1
1北海道大学医学部第二外科
pp.902-904
発行日 1958年9月20日
Published Date 1958/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202246
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1.緒 言
近年麻酔法の進歩は,手術に於ける疼痛除去を,殆んど完全なものとした.又一方手術の適応も,大いに拡張されて来ているが,術後の疼痛,或いは癌末期の頑痛に対しては,依然として阿片製剤を主とする,種々の鎮痛剤を使用して,猶満足すべき結果が得られていない.
疼痛除去に効果のある麻薬製剤は,その副作用のため使用に際し十分なる注意を必要とし,その為にこれらに代るべき非麻薬製剤の鎮痛剤が用いられて来たが,何れもその鎮痛効果が麻薬製剤に比し,不十分であつた.
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