Japanese
English
綜説
Chlorpromazineの外科領域に於ける応用
Surgical Use of Chlorpromazine
平田 淸二
1
,
重信 文男
1
Seizi HIRATA
1
,
Humio SHIGENOBU
1
1広島大学医学部第一外科教室
1Department of Surgery, School of Medicine, Hiroshima University
pp.193-196
発行日 1957年3月20日
Published Date 1957/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201946
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まえがき
Chlorpromazineはphenothiazine核にClを添加することにより,1950年に合成された薬剤で,1951年Laborit1)はこれを主体とする薬剤群を用いることにより人為的に冬眠状態とも云うべき一種の麻酔状態を得ることに成功し,次いで1953年Courvoisier及び協同研究者がその薬理作用に関して詳細に報告して以来,一躍時代の脚光を浴びるに至り今や臨床方面でも広汎に応用されつゝあるが,吾々も最近教室に於て本剤を使用した症例に就いて検討する機会を得たので若干の考察を加えてみた.
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