Japanese
English
症例
遅発型骨形成不全症の一例について
Uber einen Fall von Orteogenesis imperfecta tarda
村山 正次郞
1
,
淸水 坂盛
1
,
岩崎 次夫
1
,
佐藤 德人
1
Shojiro MURAYAMA
1
1村山医院
1Murayama Clinic
pp.783-786
発行日 1956年11月20日
Published Date 1956/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201877
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緒言
骨形成不全症(Osteogenesis imperfecta)には先天型のものと遅発型(Osteogenesis imperfecta tarda)のものとが有り,又之迄一部の人々によつて独立の疾患と考えられていた特発性骨脆弱症(Osteo-psathyrosis idiopathica)は本症の遅発型のものと同一のものと考えられている.本邦に於ても骨形成不全症の臨床例及び剖検例,又は本症の遺伝家系に関する知見は時折報告されているのであるが,一般医家には稀にしか遭遇しない疾患である.著者は最近遺伝症を明瞭に示したと思われる本症の一臨床例を経験したので之を記載して,聊か考案を試みたいと思う.
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