綜説
ブチルカインによる脊椎麻酔の経験
岩月 賢一
1
,
上田 尚
1
1信州大学医学部星子外科
pp.485-487
発行日 1956年7月20日
Published Date 1956/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201828
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
I.緒 言
従来,本邦においては脊椎麻酔に主としてペルカミンが使用されているが,最近ブチルカインが使用される様になつた.吾々も最近は脊椎麻酔には専らブチルカインの高比重液を用い良好な成績を得ているので,報告する.
症例は5月20日より9月20日迄の64例,内男子25例,女子39例で,部位別にすると下腹部手術例58,下肢手術例6で患者の年齢は9歳より65歳迄である.
Copyright © 1956, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.