Japanese
English
症例
頸動脈毬腫瘍—文献的考察及び我々の経験せる1例
Carotid Body Tumor:Review of the Literature and Report of One Case
飯塚 積
1
,
平沢 進武
1
,
岡田 義春
1
Tsumoru IIZUKA
1
1東京都済生会中央病院外科
1Tokyo To-Saiseikai-Chuo Hospital, Surg. Clin
pp.537-540
発行日 1955年8月20日
Published Date 1955/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201659
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頸動脈毬腫瘍Carotid Body Tumorは比較的稀な疾患で,本邦では僅か数例,外国に於ても300例弱の報告があるに過ぎない.頸動脈毬腫瘍の中には悪性変化を示すものも少くなく,その剔出に当つては頸動脈の結紮を余儀なくされることも屡々である.しかし我々は最近,病理組織学的に良性と考えられる本腫瘍を頸動脈を結紮することなしに剔出し得た1例を経験したので,これにいさゝか文献的考察を加えて報告する.
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