Japanese
English
症例
悪性頸動脈毬腫瘍の1例
A Case of Malignant Carotid Body Tumor
佐藤 進
1
,
高橋 浩一
1
,
山本 健治
1
,
渡辺 哲夫
1
Susumu SATO
1
,
Kóichi TAKAHASHI
1
,
Kenji YAMAMOTO
1
,
Tetsuo WATANABE
1
1新津病院外科
1Surgical Clinic Niitsu Hospital
pp.151-153
発行日 1961年2月20日
Published Date 1961/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202716
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頸動脈毬腫瘍は極めて稀有なる疾患であるが,またその手術は非常に困難である.すなわち殆どの場合,頸動脈を結紮することなしには腫瘍の摘出が困難である.頸動脈,特に内頸動脈を結紮した場合非常に高率に脳軟化症等の重篤なる合併症を併発するので摘出に成功した生存例は非結紮例をも含めて僅かに4,5例のみである.最近われわれは悪性頸動脈毬腫瘍の1例に遭遇し総・内・外頸動脈を結紮し腫瘍を摘出全治せしめたのでこれを報告する.
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